朝のひとこと
松涛会グループでは、拠点ごとに朝礼時に3分間スピーチを実施しています。
スピーチは自由。ここではスピーチの中からひとつを掲載します。
脳いきいきデイサービスねぎ 古田 恵子
歩行が難しくなってきたある女性利用者。両側から歩行介助します。「いち、に、いち、に」とかけ声をかけあったり、歌を歌いながらリズムをとり歩く事も…。スムーズに歩行ができず、立ち止まってしまい、一歩がなかなか踏み出せなくなると、たちまち利用者の表情はくもり、
「もー」と声を荒げ悔しがります。
そんな時、一緒に介助していた職員が「〇〇さんならできる。」「絶対大丈夫。」「いつも通りうまくいきますよ。」と声かけをしたのです。すると笑顔になり「ええかぁー」と職員に言うと、「えいえい」と声をだし、軽快に歩き出したのです。言葉がけ一つで、こんなにも人の気持ちや行動を動かす事ができるんだなと感心しました。いつもポジティブな発言に心がけているというこの職員。その職員を見習い、今、自分の言動を一つ一つ確認しています。「忙しい」を「充実している」「ダメ、うまくいかない」を「なんとかなる、まあいいか」と頭の中で言いかえてみるだけで少しずつ心に余裕が生まれ、人への接し方も穏やかにできるなと感じています。自分もそして相手にもプラスになる思いやりのあるそんな素敵な言葉を発して行きたいです。