社会医療法人 社会福祉法人 松涛会

  1. 松涛会からのお知らせ

松涛会からのお知らせ

朝のひとこと

松涛会グループでは、拠点ごとに朝礼時に3分間スピーチを実施しています。
スピーチは自由。ここではスピーチの中からひとつを掲載します。

特別養護老人ホームフロイデ金比羅  河根 久恵

 私の好きな雑誌の今月号のテーマに「心に響く言葉、との出合い。」というタイトルがついていました。多くの著名人が出合った、印象に残っている言葉をエピソードと共に紹介する、というものです。
 小説や絵本、漫画の中の言葉、直接他人からもらった言葉、映画やドラマの登場人物のセリフ……様々に載っていて、もちろんそれらは、気持ちを整えることができる、ポジティブな言葉として紹介されていました。
 読み進めながら「言葉というのは、発した途端に自分のものではなくなるのだなあ」と感じました。他人の心に残り、気持ちを前向きにする。もしかすると、発言者はそれを意図していないかもしれません。ですが、他人の心に残した言葉は、いくら発言者であろうとも、自由に取り戻すことはできません。そしてそれは、ネガティブな言葉の方がより強く言えるように思います。
 日々の中の、私の発言について「そういうつもりではなくて……」と訂正したいことが起こっても、受け取った人の中にある、私が残した言葉は取り戻せた試しがありません。
 言いたいことを言いたいだけ言う。それは確かに、スッキリすることもあります。でも、どうせなら、良い形の言葉を残せる成熟した大人になりたい。雑誌を隅から隅まで読んで、心新たに思いました。

朝のひとこと

松涛会グループでは、拠点ごとに朝礼時に3分間スピーチを実施しています。
スピーチは自由。ここではスピーチの中からひとつを掲載します。

特別養護老人ホーム はまゆう苑  介護士 岡田 慈子

 入居者の方と間近で介助するため、よく見えるのか「髪が黒くていいね。」「まゆげがきれいに描いてあるのね。」などと言われることがあります。自分では、なかなか気づきにくい肘の黒ずみなどを指摘され「あんた、そこ大丈夫かね。」と心配して下さる方もあります。あわてて、クロキュアなどの軟膏を塗り、ケアをして、次は心配をかけないようにしたりします。
 先日は思いかけず、朝の洗面タオルでの顔ふきの際に、「いい声を聞きました。とてもいい気持ちで目が覚めた。」と言われ、今まで声など褒められたことはないのに、と思いながら、一日良い気分で仕事ができました。日々のなにげない会話に励まされながら自分も仕事ができていると改めて思いました。

朝のひとこと

松涛会グループでは、拠点ごとに朝礼時に3分間スピーチを実施しています。
スピーチは自由。ここではスピーチの中からひとつを掲載します。

小規模多機能フロイデ金比羅  水口 眞由美

 最近、私が読んだ本の中に「老人ホームの素敵な話」というのがあります。
そこに「たかが爪切り、されど爪切り」という話しがありました。
看護師さんが爪切りをしようとすると「足の爪切りなんて申し訳ない。こんな汚いことをさせて本当に申し訳ない。」と皆さんしきりに言われたので「私、足の爪切りの練習をしているので、申し訳ないけど、ご協力お願いします。」と、言ったそうです。
すると「あら、変な事を練習するのね。でも、私でお役にたつのならどうぞ。」と、言って足を差し出してくれるようになったそうです。
 私は、その言葉がけが凄いと思いました。「申し訳ない」と、しきりに言う方に私だったら「全然申し訳なくないですよ。遠慮しないで下さい。」などと言ってしまうような気がします。言葉がけ一つで人の気持ちは変わるものです。
少しでも、その人の気持ちを軽くするような言葉がけが出来たらと思います。

朝のひとこと

松涛会グループでは、拠点ごとに朝礼時に3分間スピーチを実施しています。
スピーチは自由。ここではスピーチの中からひとつを掲載します。

フロイデ金比羅グループホーム  富樫 美貴

 このところ、テレビ番組では“健康”をテーマにしたものが多いですね。私も、コレステロールが高いので「これを食べるとコレステロールの値が下がる!」と画面に出ていると、真剣に観てしまいます。
 先日、“長生き”をテーマにした番組の中で『長寿遺伝子を活性化させる方法』をいくつか紹介していました。
元気で長生きするために良い食べ物は“アーモンド”だそうで1日二十粒食べるとよいそうです。そして良い行動では“歌を唄う”ことが挙げられていました。
 グループホームではおやつの前などに毎日歌を唄っています。知らないうちに長寿遺伝子を活性化していたのは、喜ばしいことで、これからも入所者の皆様と楽しく沢山歌を唄いたいと思います。

朝のひとこと

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スピーチは自由。ここではスピーチの中からひとつを掲載します。

脳いきいきデイサービスねぎ  古田 恵子

 歩行が難しくなってきたある女性利用者。両側から歩行介助します。「いち、に、いち、に」とかけ声をかけあったり、歌を歌いながらリズムをとり歩く事も…。スムーズに歩行ができず、立ち止まってしまい、一歩がなかなか踏み出せなくなると、たちまち利用者の表情はくもり、
「もー」と声を荒げ悔しがります。
そんな時、一緒に介助していた職員が「〇〇さんならできる。」「絶対大丈夫。」「いつも通りうまくいきますよ。」と声かけをしたのです。すると笑顔になり「ええかぁー」と職員に言うと、「えいえい」と声をだし、軽快に歩き出したのです。言葉がけ一つで、こんなにも人の気持ちや行動を動かす事ができるんだなと感心しました。いつもポジティブな発言に心がけているというこの職員。その職員を見習い、今、自分の言動を一つ一つ確認しています。「忙しい」を「充実している」「ダメ、うまくいかない」を「なんとかなる、まあいいか」と頭の中で言いかえてみるだけで少しずつ心に余裕が生まれ、人への接し方も穏やかにできるなと感じています。自分もそして相手にもプラスになる思いやりのあるそんな素敵な言葉を発して行きたいです。

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