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医療通信

朝の一言「災害ボランティアに参加して」

  • カテゴリー:安岡病院
  • 投稿日:

 皆さんは萩市須佐という町に行かれた事はありますか。私の故郷、須佐は7月28日経験したことの無い大雨の被害にあいました。山と山が迫った谷には至るところで土砂崩れが起き、川は氾濫し、堤防を崩し、稲穂が出る前の田んぼは河原と化し、被害を受けなかった家は無いと言う位で、変わり果てた風景を見て悲しくなりました。
 被災家屋は1470棟近くにおよび、7月30日に萩市災害ボランティアセンターが開設され、連日400人近いボランティアの方が活動して下さいました。私も自分が出来ることがあればと思い、災害ボランティアに一人で参加しました。ボランティアセンターでは10人で1グループをつくり、各地にバスで移動します。私のグループは県内各地からと栃木から1週間泊りがけで参加されている男性や、前日の夜岡山を出て明日は仕事と言う女性の方達と一緒に床下の泥出しを行いました。経験者が声をかけて下さり20分活動しては休憩、効率もチームワークも良く、終了時間の3時までに目的の活動を終了することが出来ました。ボランティアセンターに帰ると長靴の消毒、手洗い、嗽、水分補給とボランティアに参加した人への気配りやシステムに感心し、疲れたという思いも無く、充実感とまた参加したいと言う思いになりました。
 この素晴らしいと感じたボランティアセンターも、実は萩市の社会福祉協議会の職員だけでなく、全国の社会福祉協議会の方が応援に来られ運営されているからなのです。全国から来られた社会福祉協議会の方の、ボランティアに参加した方に気持ちよく帰ってもらおうという気持ちは、ボランティアに来られた人たちにも伝わり、更にボランティアに参加された人たちも一生懸命で、この暖かい気持ちは、被災された町の心を癒し、元気づけてくれるのだと思いました。萩市災害ボランティアセンターは8月31日に活動を終了しました。7400人のボランティアの皆さんに感謝し、私も故郷の復興に向けて、出来ることを続けていきたいと思います。

 

回復期リハビリテーション病棟(3病棟)

看護師長 岩本守代

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