社会医療法人 社会福祉法人 松涛会

  1. 医療通信

医療通信

緩和ケア病棟夕涼み会

  • カテゴリー:安岡病院
  • 投稿日:

 9月に入り少しずつ秋が近くなったところで、緩和ケア病棟の夕涼み会を開催しました。昨年は雨天でしたが、今年は天気も良くさわやかな日となりました。

 会場は病院の広い屋上で行いますが、夜店のように提灯飾りで飾りつけ、当院スタッフ、ボランティアにより焼き鳥・焼きそばをジュージューと本格的に焼きその場で提供しました。また、かき氷や手作りのシャーベットなどあり、お祭りの雰囲気を楽しめる会となりました。職員は浴衣や法被を着用し、平家太鼓馬関連の演奏に合わせてご家族や患者様も平家踊りを堪能しました。フラダンス「MANA」の二人の踊りは大地やいのちを感じるダンスでした。

 患者家族47名とボランティアの方々(セラピー犬のプリンちゃんも)の参加があり、夏の終わりに楽しいひとときを過ごせていただけたと思います。いつも食欲が少ない患者様がご家族と楽しそうに焼きそばを食べられるのを見て、感動しました。会の終わりに少しでしたが手持ちできる花火をして童心に帰って遊ぶ姿もありました。このようにひと時が楽しい思い出となるよう行事を大切にしていきたいと思います。

 

緩和ケア病棟           

看護師長 山本妙子

フラダンス 花火 ぷりんちゃん

朝の一言「災害ボランティアに参加して」

  • カテゴリー:安岡病院
  • 投稿日:

 皆さんは萩市須佐という町に行かれた事はありますか。私の故郷、須佐は7月28日経験したことの無い大雨の被害にあいました。山と山が迫った谷には至るところで土砂崩れが起き、川は氾濫し、堤防を崩し、稲穂が出る前の田んぼは河原と化し、被害を受けなかった家は無いと言う位で、変わり果てた風景を見て悲しくなりました。
 被災家屋は1470棟近くにおよび、7月30日に萩市災害ボランティアセンターが開設され、連日400人近いボランティアの方が活動して下さいました。私も自分が出来ることがあればと思い、災害ボランティアに一人で参加しました。ボランティアセンターでは10人で1グループをつくり、各地にバスで移動します。私のグループは県内各地からと栃木から1週間泊りがけで参加されている男性や、前日の夜岡山を出て明日は仕事と言う女性の方達と一緒に床下の泥出しを行いました。経験者が声をかけて下さり20分活動しては休憩、効率もチームワークも良く、終了時間の3時までに目的の活動を終了することが出来ました。ボランティアセンターに帰ると長靴の消毒、手洗い、嗽、水分補給とボランティアに参加した人への気配りやシステムに感心し、疲れたという思いも無く、充実感とまた参加したいと言う思いになりました。
 この素晴らしいと感じたボランティアセンターも、実は萩市の社会福祉協議会の職員だけでなく、全国の社会福祉協議会の方が応援に来られ運営されているからなのです。全国から来られた社会福祉協議会の方の、ボランティアに参加した方に気持ちよく帰ってもらおうという気持ちは、ボランティアに来られた人たちにも伝わり、更にボランティアに参加された人たちも一生懸命で、この暖かい気持ちは、被災された町の心を癒し、元気づけてくれるのだと思いました。萩市災害ボランティアセンターは8月31日に活動を終了しました。7400人のボランティアの皆さんに感謝し、私も故郷の復興に向けて、出来ることを続けていきたいと思います。

 

回復期リハビリテーション病棟(3病棟)

看護師長 岩本守代

IMG_2796

介護療養病棟(7病棟)夏祭り

  • カテゴリー:安岡病院
  • 投稿日:

 8月23日に患者様31名、ご家族様34名、スタッフ12名、ボランテアスタッフ5名の参加で夏祭りを行いました。

 今年の夏祭りはスタッフ手作りの御神輿の出陣から始まり、スタッフとご家族様の飛び入り参加での平家踊りを踊や、かき氷や、たこ焼きを食べながら、ゲーム・クイズ等を行い患者・ご家族様との楽しい時間過ごせました。

 平家踊りの最中患者様より「懐かしいな、昔はよく踊っていたのに・・・」と言いながら涙ぐみ昔を懐かしんでいたようです。皆様のご協力のおかげで、何事もなく無事終わる事が出来ました。

 

介護療養病棟(7病棟)

看護師長 杉本美子

DSCF3257 - コピー

第19回 山の田内科「健康教室」開催のお知らせ

 以下の通り、山の田内科にて第19回健康教室が開催されます。

 どうぞお気軽にご参加ください。

 

実施日時:平成25年9月14日(土)  14:00~

会場: ケアタウン山の田 2階ホール

テーマ: 「体内時計」(40分)

      ※講義の間に、ご自宅でも出来る簡単なリハビリ体操も行います!

講師:山の田内科院長 佐田英明

受講料:無料

  ※ご予約等は不要です

 

【お問い合わせ先】

ケアタウン山の田

TEL:(083)250-7181

山口県下関市武久町1丁目19番30号

朝の一言「ケアされたと感じること」

  • カテゴリー:安岡病院
  • 投稿日:

  先日、私の母は手術のため入院しました。そして手術した翌日から、すでに退屈した母からのメールが次々と届くようになり、早々に退院することにしました。

 退院の手続きを頼んだ担当の看護師は、母の説明を最後まで聞かずに遮り「だからこういうことでしょ」と内容がくい違うことを言ったため、「どうして患者の話をきちんと聴かないのだろう」と私は疑問に思いましたが、母は「看護師さんって、ゆっくり話をする暇もないぐらい本当に忙しいのね、可哀想に」と同情していました。その後、主治医の先生が病室に来られ、手術が素晴らしく成功したと言われました。そして、自分の手術がどれほど完璧なものであったかを何度も繰り返し言うため、私は相槌も褒め言葉も打ち止めになり、内心「こだわるなぁ…」とうんざりしましたが、母は「それだけ自信たっぷりに言ってもらえたら安心できる」と喜んでいました。受け取り方は人それぞれだと感じ、ふと以前に調べた研究のことを思い出しました。

 それは、終末期の患者が医療従事者から「ケアされた」と感じるのはどのようなことかを、患者自身にアンケート調査した研究でした。その中で「安心できる技術や処置」が最も「ケアされた」と感じ、話を聞いてくれることや丁寧な対応は低く評価されていました。私はその研究結果に少なからず衝撃を覚えたのですが、病院という場所では適切な医療を提供されることが第一の欲求であり、対応はその更に次の次元なのだろうと解釈しました。

 緩和ケア病棟では、患者様やご家族の気持ちを大切に受け止めてケアをすることが大前提ですが、患者様やご家族の希望に添うためには、やはり知識や技術が必要な場面が多々あります。患者様とご家族が、安岡病院の緩和ケアを選んで良かったと感じていただけるように、知識や技術を磨き、患者様とご家族が「ケアされた」と感じられる対応を心がけ、ケアを提供していきたいと思います。

 

緩和ケア病棟

看護師 有光由美

緩和 有光由美① - コピー

 

最近の投稿

アーカイブ

もっと見る

カテゴリー

その他お知らせ