朝のひとこと
松涛会グループでは、拠点ごとに朝礼時に3分間スピーチを実施しています。
スピーチは自由。ここではスピーチの中からひとつを掲載します。
フロイデ金比羅 ショートステイ 井原 絹子
ふと聴いたラジオ番組で、ある父と娘のエピソードが紹介された。テーマは”人を励ます天才”。
父は出張が多く、家にいることが少なかったが、日常のささいな事を見逃さなかった。幼い娘が、玄関の靴をきれいに並べれば「靴を並べる天才」、食卓に箸や茶わんをそろえれば「お手伝いの天才」と。娘が社会人になってからも、パソコンの使い方を教えれば「パソコンの天才」、病気で歩行が困難になった父の手を支えれば「歩行助手の天才」と讃えた。母となった娘は、亡き父の「褒める」という励ましに支えられて今の自分がある、今度は我が子の”天才”を見つけたい、と。ラジオのパーソナリティーは「素晴らしいですね。でも、褒めるのは難しい。褒める天才、目指したいですね」と結んだ。
人は欠点を指摘されるよりも、褒められることで”自分がしたことに価値があったのか””、”自分にそんな力があったのか”と気付くことが出来る。相手の良い所を見つけ、励ましを送れる自身になっていきたいと思いました。