安岡沖風力発電建設反対デモ行進
12月9日(日)13時、第5回安岡沖洋上風力発電建設に反対するデモ行進が、下関海峡メッセ周辺にて開催されました。寒い(6℃)中、約800名の地域住民の方々に参加して頂きました。皆様大変お疲れ様でした。
医療・福祉の立場から述べると巨大な風力発電が目の前にできた場合、病を持っている患者さんや身体的に弱くなっている高齢者さん、そして職員に対し、頭痛やめまい、吐き気、平衡障害、自律神経失調症、生理不順等の健康被害が生じる可能性があり、とても容認できるものではありません。
これからも地元自治会連合会、自治会の皆様としっかり「建設反対の声」をあげていきます。皆様におかれましては、今後ともご理解、ご協力を何卒よろしくお願い致します。
<何故、風力発電建設に反対しているのか?>
私達が建設反対する理由はひとつ。安岡沖洋上風力発電が、「当院から1.5kmの近すぎる距離」に1基150mを超える「巨大風車」を建てる計画の為、反対しています。
地域性として半径5km以内に約8万人が住む人口密集地であり、且つ教育機関(小学校・中学校・高校)、医療機関(急性期病院や回復期・慢性期・精神病院、診療所)、福祉施設等があります。(ちなみに、自然エネルギー先進国の欧米では、巨大風車は民家から「平均10km以上」離れて建っています。)
1基でも建った場合、何億円も撤去費用が生じる風車を撤去することは不可能。未来永劫その地が発展することはないでしょう。だれが「健康被害(頭痛・目まい・吐き気・平衡障害・自律神経失調症・生理不順等)」にかかる可能性がある場所で生活しようと思いますか?答えは出ています。
また、安岡沖洋上風力発電建設反対署名数は「10万筆を超え」、安岡自治連合会、綾羅木自治会、山口県病院協会、下関市医師会北浦班、山口県宅建協会等、各団体も反対声明を出しています。下関市議会は全会一致で建設に反対の可決となりました。
そして、山口県知事、下関市長は『地元地域住民に対し十分な説明を行うこと』と前田建設に対し宿題を出していますが、今現在、風力発電建設から隣接している安岡や綾羅木、吉見・吉母地区への自治会を通じた地域住民を対象とする説明会(市報での通知も含め)は「1度も開催されていません」。しかし、市には「小規模ながら複数回開催している」と報告しているとのこと。不安や不信感が強くなるばかりです。
日本屈指の夕陽が見える響灘。景観も壊し、環境も破壊します。大げさではありません。自然エネルギー先進国の現状を見てみればわかります。安岡沖に風力発電は絶対に必要ありません。
松涛会グループ
常務理事 斎藤英樹