朝のひとこと
松涛会グループでは、拠点ごとに朝礼時に3分間スピーチを実施しています。
スピーチは自由。ここではスピーチの中からひとつを掲載します。
フロイデ金比羅ショートステイ 井原 絹子
15歳の少年が角界入りを目指し、モンゴルから来日したのは2000年のこと。当時の体重は62キロしかなく、入門先すら、なかなか見つからなかった。やっとの思いで掴んだ初土俵が2001年3月の大阪で行われた春場所。この少年こそ平成の大横綱・白鵬である。
「初めて日本に来たのが大阪だった。大阪で優勝できて嬉しい。」と平成最後の春場所を飾った白鵬が語った。”平成に育ててもらった”と終始、感謝を口にする姿が印象的だった。
「相撲は心技体」と語る白鵬が、とりわけ重視したのは「心」であり、日々、自分に打ち勝つことだった。今日の「心」の課題は何か。どれほど深まったか、どこがまだ浅いか、欠けているものはないか-。常に自身と向き合いつつ、土俵に上がる。その繰り返しの中で真の”強さ”をつくり上げていったそうだ。
いよいよ、平成最後の一ヶ月であり、新年度もスタート。自身の心と向き合いながら、昨日より今日、今日より明日へと、日々前進していきたい。