社会医療法人松涛会 安岡病院|山口県下関市

  1. 安岡病院について
  2. 院長の挨拶

院長の挨拶

安岡病院院長 楠美 由紀

社会医療法人 松涛会
安岡病院院長
 
楠美 由紀

当院は、前理事長の斎藤正樹が昭和56年に下関市安岡の地に開設したものです。
幾多の変遷を経て現在の形となりましたが、最近では、2017年の病棟再編が最も劇的な変革でした。それまで長期臥床状態の患者さんが殆どであったのが、地域包括ケア病棟の導入と回復期病棟の更なる改変により、回復して日常生活に帰っていく患者さんが大幅に増えました。亜急性期(病気の主な治療は終了したが、引き続き治療や経過観察が必要な時期)の病態を扱うことが多くなり、職員のスキルアップが求められ、前院長の戸田健一先生の下、皆が頑張りました。おかげさまで、それまで定評をいただいていたケアに加え、診療の面においても質の向上を図ることができました。
特色ある各病棟において、この医療の質を維持し、更に向上させるために、2002年から日本医療機能評価機構の審査を受け、認定更新を維持しております。

当院の最大の特徴は、連携福祉施設が充実していることです。これは、前理事長が、日々の診療に勤しむ中で、ことに高齢者への医療は、治療のみでは不十分であることに気付いたことから始まりました。治療が終了した後も、あるいは持病を抱えたままでも、その人らしい人生を送るためには、施設との連携が不可欠であるとの思いを強くし、一連の福祉施設の設立に至りました。当院は、これらの施設と連携し、様々な患者さんの抱える背景、病気や身体の状態に応じて生活の場を提供し、退院後の患者さんの生活を支えます。
また、癒しの場となる療養環境に力を入れているのも特徴の一つです。2018年12月に完成した新病棟では、ベッド上の患者さんでも風景を楽しんでいただける様に窓枠を下げ、風光明媚な響灘を一望できる4階に緩和ケア病棟を配し、四季折々の花々や草木が楽しめる中庭ではリハビリテーションや散歩もできる様に工夫しました。

2022年4月には社会医療法人となり、これまで以上に、地域医療へ貢献する使命を担うこととなりました。市内の各医療機関、施設との連携を深め、地域のみなさんが真に必要とする医療、ケアを提供させていただくのが、私達の歓びであり、生きがいです。
今後共、どうぞ宜しくお願い致します。