緩和ケアボランティア養成講座
第1回緩和ケアボランティア講座を7月1日に地域交流ホームで開催しました。緩和ケアにおけるボランティアは、いずれ誰にでも訪れる終末期の患者さんやご家族がより充実した生活が送れるよう支援するため、チームの一員として重要な役割を担っています。当病院でも積極的にボランティア活動を実施しており、これからも円滑な活動が出来るよう支援するとともにボランティア活動を希望される方に対して、緩和ケアに関する基本的な知識を習得して頂くという目的のもと行いました。24名もの参加者があり、各講師の方から緩和ケアの概要から、感染予防、遺族の体験談など興味深い内容の講義があり、あっという間の5時間でした。ボランティア活動するために資格は必要ありませんが緩和ケアという高い専門性を必要とするチームケアにおいて、限界と可能性を自ら見極めていくことが要求されます。今後もボランティア活動を展開させるためにも研修を開催し、患者さんやご家族が快適な病院生活が送れるように支援していければ良いと感じています。
緩和ケア病棟 小河 拓美