安岡病院創立30周年記念を迎えて
本日は、安岡病院の創立30周年記念日です。
当時、下関市彦島江の浦町にて「斎藤内科」を開設して20年が経過(松涛会としては現在50年目)し、患者様のニーズの高さや将来の高齢者増を肌で感じ、次第に病院開設の構想を考えていた頃、視察した米国で、ナーシングホームや保育所、病院等がスーパーマーケットと同じように都市郊外に配置しているのを目のあたりにしてとても驚きました。
日本でもやがて郊外分散型の医療施設群が必要とされると思い、下関市郊外の病院開設を計画。当時、郊外への病院建設は「常識外れ」となっていましたが、安岡地区の風光明媚なロケーションに惹かれました。
数々の逆風はありましたが、地名に因んで病院名を「安岡病院」として、1981年6月1日に当初52床で開設。30年前の開設したその日に入院の申し込みがあったことは今でも忘れることができません。職員みんなで患者様を担架で抱え、2階へ運ぶこともありました。現在は、松涛会グループを合わせ、37事業所845名(H23.6.1現在)の職員が下関市内の各地域で働いています。
今まで医師として目の前の患者様を診ることだけに専念し、後ろを振り返る余裕すらなくただ走ってきました。その積み重ねと、一緒に頑張った職員、ボランティアの方々、理事会や評議員、地域の皆様のお陰で今日があります。
患者様、ご利用者様、ご家族様、地域の皆様、ボランティアの皆様、そして職員の皆様、30周年を迎えるにあたり御礼申し上げます。安岡病院における地域の期待に応えることができるように、これから更に医療のプロとして真面目に日々勉強していく覚悟です。今後ともよろしくお願い致します。
特別・特定医療法人社団松涛会
理事長 斎藤正樹
外来教室開催
平成23年5月27日(金曜日)13:30より第3回外来教室を開催しました。
「あなたの骨密度知っていますか?」とサブタイトルにあるように、当院の超音波骨量測定器で参加者全員に骨密度測定を体験していただきました。
測定結果を見て、一喜一憂、笑顔になる方「あ~」とため息をつかれる方さまざまでした。
測定後、安倍先生による「骨密度、骨粗鬆症」について30分間の講義は、皆様メモを取り真剣に聞かれていました。
次回は、8月「糖尿病について」の教室を予定しています。
安岡病院7病棟
看護師長 杉本美子

安岡病院中庭薔薇100種見ごろ
安岡病院の中庭に植えられた100種類以上、約150本の薔薇が見ごろを迎えています。中庭は入院患者様だけでなく、一般の方々にも開放しています。
約345㎡に植えられたピンクや赤、黄、白等、色とりどりの花が咲き、優雅な香りを放っています。薔薇の花、ひとつひとつを見ていると時間を忘れてしまいます。
薔薇の香りに誘われ、連日多くの患者様やご家族様、地域住民の方々が訪れて鑑賞しています。中庭に訪れた皆様は、ベンチに座ったり、お茶を飲んだり、写真撮影をしたり楽しんでおられます。
薔薇の花は、満開のピークを終えると、薔薇の花ビラを乾燥させポプリにして院内に飾り、薔薇の花をお風呂に入れて患者様に楽しんでもらい喜ばれています。
今日も元気いっぱいに薔薇が咲いています。
患者様のご家族様やご友人様、知人様、または当院のお近くにおこしの一般の方々も当院の中庭に立ち寄り、薔薇の香りや色鮮やかな色彩を楽しんで頂ければ幸いです。
皆様のおこしをお待ちしています。
松涛会グループ
副理事長 斎藤妙子

看護師再就職支援セミナー
5月9日(月)から5月13日(金)までの5日間「看護職再就職セミナー」を開催しました。
この取り組みは、平成20年より開始したもので、今回が7回目になり、看護師6名の参加者がありました。
結婚・出産等等の理由で離職した准・看護師の、職場復帰を支援するための最新の看護技術を指導者とともに体験の後、病棟での実習を行いました。
一人でも多くの潜在看護師が職場復帰され、働く仲間が増えることを願い、セミナーを継続していきます。
<参加者の声>
*すっとスタッフの中に入ることが
できました。
スタッフに親切にしてもらいました。
自分はもう(看護の仕事が)無理かなあと思っていましたが、
もうすこしやってみたいという気持ちになりました。
(離職期間10年K.H様)
*簡単にみえる技術の中に、看護師の深い思いがあることを知りました。
今回の実習で、良い死を迎えるには、人生の最期をどのようにすごすか、
看護師として考える機会になりました。
(離職期間23年Y.H様)
看護師再就職支援セミナー
担当 水野佳代子

院内感染対策研修会
「細菌検査」
細菌検査を身近に感じていただく為に
平成23年5月16日(月)、地域交流ホームにおいて院内感染対策委員会主催による「細菌検査を身近に感じていただくため為に」というテーマで研修を行いました。
講師は、下関医師会臨床検査センター、臨床検査技師の長田知代氏で、医師、看護師、介護職、事務職など医療法人と社会福祉法人を合わせ約115名の参加がありました。
内容は、細菌検査の流れと培養の仕方、薬剤耐性菌と検査結果の見方や薬の使い方、安岡病院の菌検出状況と耐性菌件数、院内感染の原因であるクロストリジウム ディフィシル等について講義して頂きました。また、グラム染色などスライドも盛り沢山で、参加者は興味深く聴いていました。
今回の研修を受け、正しい検体の取り方や検査結果の見方などを学ぶことができ、現場ですぐに生かしていきたいと思います。
院内感染対策委員
刀禰美津子
(安岡病院1病棟看護師長)
