ホスピス緩和ケア週間 1
ホスピス緩和ケア週間のイベントで
「緩和ケア病棟ってどんなところ?」というテーマで講演を行いました。
当日は、医療関係者以外にも一般の方も合わせると、200名以上の方が多数参加して頂きました。
「緩和ケアのあり方」「緩和ケアとは」等、緩和ケアの考え方から始め、安岡病院の緩和ケア病棟にて実際に行っていることを写真を交えて紹介しました。
緩和ケア病棟では、季節に応じて行事や患者様が自分らしく生き抜いて頂けるようにサポートをしています。
今回のイベントを機会に、緩和ケアというものが少しでも1人でも多く理解して頂けるように努力していきたいと思います。
写真上は、会場一杯に来て頂いた講演の様子。
写真下は、講演後に開かれたお茶会の様子。
栄養士、調理師が手づくりで作ったデザートを用意し、
地元下関出身の若手演奏家に癒しの音楽を弾いて頂きました。
安岡病院緩和ケア病棟
看護師長 山本妙子
笑顔の作り方について
松涛会グループでは、安岡地区・綾羅木地区・山の田地区・彦島地区のどの事業所においても朝礼をしています。
朝礼では、連絡事項を確認・共有化するのと同時に、松涛会グループの理念や松下幸之助の朗読、そしてスタッフ独自で考えた朝の一言を言ってもらいます。
今日は、その中で「笑顔」について病棟師長から。
皆さんは、『メラビアンの法則』というのを聞いたことがありますか。
アメリカの心理学者メラビアンが提唱した3Vの法則
(3Vとは、言語・聴覚・視覚情報の頭文字からとったもの)は、
7-38-55ルールとも言われているもので、話し手が聴き手に与えるインパクトというのは、
見た目やしぐさ・視線⇒55%
声の質・速さ・口調⇒38%
言語そのものの意味⇒7%
だと言われています。
円滑なコミュニケーションが必要な現場で、
この「見た目」というのは、とても大事なことです。
服装や笑顔、視線や声の高さ等、全て周りのスタッフや患者様に伝わります。
見た目や声の質が悪ければ相手はどのように感じるのでしょう。
それを少しでも解決する方法が、数ヶ月前に見た雑誌に書かれていました。
朝、元気が出ないとき、ひとりで「ウィスキー好き!」と言ってみて下さい、と。
実際に言ってみると、顔の緊張が解れて
笑顔を上手に作れるようになっていくのを感じました。
この記事が目に留まったのは、その時の自分に笑顔が作れていなかったからかも知れません。
今日も「ウィスキー好き!」で、笑顔でスタートです。
安岡病院1病棟
看護師長 刀禰美津子